LOGADEC

技術者が毎日使う「見る・比べる・測る」を、1つのファイルで

CAPABILITIES

LOGADEC の主な機能を、実際の画面で紹介します。ここに載せた機能は、すべて無償版でお使いいただけます(有償ライセンスが必要なのは .lgd への保存と、1,000 を超える系列の読み込みです。体験版・有償版は準備中です)。

画面は、架空の耐久試験データ(10 Hz・600 秒)と、LOGADEC に内蔵のデモデータで撮影しています。

01

統合表示と縦列表示を、ワンクリックで切り替え

統合表示と縦列表示を、ワンクリックで切り替え
統合表示と縦列表示を、ワンクリックで切り替え

重ねて比べる・並べて読むを、同じデータのまま行き来できます。

統合表示は1枚のグラフに全系列を重ね、系列ごとに縦軸を持ちます。縦列表示は系列ごとの段に分け、時間軸をそろえたまま上下に並べます。どちらも同じデータ・同じ表示範囲のまま切り替わるので、「重ねて関係を見る」と「1本ずつ形を読む」を何度でも往復できます。

  • 拡大・移動は全系列で連動。気になる時刻をすぐに拡大できる
  • 縦列の段はドラッグで並べ替え、段の高さも変えられる
  • 同じ名前の系列(1回目と2回目など)を同じ段に重ねられる
02

2画面で、試験どうしを並べて比べる

2画面で、試験どうしを並べて比べる

1回目と2回目、改良前と改良後。左右に別のファイルを開けます。

画面を左右に分け、それぞれに別のファイルを読み込めます。表示する項目は画面ごとに選べ、表示モード(統合・縦列・FFT)は左右そろって切り替わるので、同じ形式の試験データを同じ見え方で並べて、どこが違うかを見比べられます。

  • 表示する項目・軸の設定は画面ごと。表示モードは左右で連動
  • プリセットは画面ごとに作れ、もう一方の画面にコピーできる
03

XY散布図で、2つの量の関係を見る

XY散布図で、2つの量の関係を見る

回転数と振動、温度と圧力。時系列と散布図を並べて、近似曲線も引けます。

[分析]画面では、時系列のグラフとXY散布図を並べて表示します。時系列側で区間を選ぶと、散布図で対応する点が光るので、「この異常はどの運転条件で起きたか」をすぐに確かめられます。散布図には近似曲線を引き、式と決定係数(R²)を表示できます。

  • 近似: 線形・多項式・指数・対数・べき乗・移動平均・LOESS・Gaussian・Lorentzian・カスタム数式
  • 時系列側で Shift+ドラッグ=対応点を選択、Ctrl+ドラッグ=抽出範囲を追加
  • 複数のデータをまたいだ1本の近似(データ横断)にも対応
04

系列ごとにフィルタをかける

系列ごとにフィルタをかける

ノイズの下にある変化を見る。元のデータは書き換えません。

系列ごとにローパス・ハイパス・バンドパスを設定できます。特性は Butterworth・Chebyshev・Bessel、次数は1〜6、位相は通常とゼロ位相から選べます。読み込んだ元のファイルは書き換えません。画像は同じ振動と電流に 0.1 Hz のローパスをかけ、元の波形と重ねたところです。

  • 欠測や時刻の飛びがあれば、区間に分けてかける(欠測の位置は空けたまま)
  • サンプリング間隔からナイキスト周波数を表示し、遮断周波数の目安にできる
  • フィルタの前後を同じ段に重ねて比べられる
05

換算先の単位を、一覧から選ぶだけ

換算先の単位を、一覧から選ぶだけ

°C→°F、kPa→MPa、rpm→Hz。係数を調べて打ち込む必要はありません。

系列の単位から量の種類を推定し、変換先の単位を一覧から選べます。圧力・応力・トルク・力・質量・長さ・速度・加速度・回転数・周波数・温度など、試験でよく使う量をそろえています。換算の係数と加算値をその場で確認でき、手入力もできます。

  • よく使う換算は★で固定し、次回から一覧の先頭に
  • 系列の表示名も合わせて変えられる
  • 読み込んだ元のファイルは書き換えない
06

凡例ラベルで、系列名と値をグラフ上に表示

凡例ラベルで、系列名と値をグラフ上に表示

表示中の系列に、まとめて名札を付けられます。

グラフ上の線に、系列名と値を書いた吹き出しを付けられます。表示中の系列にまとめて付けることも、クリックした位置に1つずつ付けることもできます。線が何本も重なるグラフでも、色の凡例と見比べずに読めます。

  • 付ける位置: 最大・最小・終端・クリックした位置・自由
  • 値の表示・文字の大きさ・枠や線の形を、全体または1つずつ設定
  • 凡例ボックスには、線の見本(色・線種・マーカー)と系列名を表示します。ドラッグで位置と大きさを変えられ、グラフの外(右・下)にも置けます
  • 統合表示で使えます
07

軸の範囲と目盛を、自動で読みやすく

軸の範囲と目盛を、自動で読みやすく

温度が12本、圧力が4本。連番の項目は1つの軸にまとまります。

縦軸の範囲をデータに合わせて、きりのいい値で自動調整します。項目名の連番だけが異なる系列(温度_01〜温度_12 など)は同じ軸の範囲にまとめて1本の軸にするので、系列が増えても軸が並びすぎません。画像は16本の系列を読み込み、自動調整したところです(軸は2本)。

  • A: 0 を基準にした範囲(大きさの比較向き)/B: データの最小〜最大(形を読む向き)/C: いま表示している時間範囲のデータで B と同じように合わせる
  • 目盛の数・小数点以下の桁数・補助目盛を設定できる
  • プリセットで決めた範囲を優先する設定も
08

プリセットで、いつもの見え方をすぐに

プリセットで、いつもの見え方をすぐに

軸の範囲・表示項目・表示名を登録。軸の範囲と表示名は読み込むと自動で、表示項目は一覧から呼び出せます。

項目ごとの縦軸の範囲と色、表示する項目の組み合わせ、項目名の言い換えを、名前を付けて登録できます。プリセットは項目名をもとに適用されるため、同じ項目名を持つ別のファイルにも使えます。毎回の軸合わせや項目選びがなくなり、似たデータの整理と比較が楽になります。

  • 軸の範囲(レンジ)と表示名: ファイルを読み込むと自動で適用
  • 表示項目: 「温度だけ」「電流と電圧」などの組み合わせを一覧から呼び出す
  • CSV/Excel に書き出して、チームで同じ見え方を共有できる
09

系列どうしを、数式で計算

系列どうしを、数式で計算
系列どうしを、数式で計算

`電流` * `電圧` のように、系列の名前をそのまま式に書けます。

式には系列の名前をそのまま書けます。たとえば `電流` * `電圧` で電力、(`入口圧力` - `出口圧力`) / `入口圧力` で圧力損失の比。列の番号やセル番地を覚える必要はなく、式を読めば何を計算しているかが分かります。結果には「電力」のような名前を付け、新しい系列としてグラフに並べます。四則演算に加え、sin・sqrt・log などの関数、微分(diff)・積分(integ)・移動平均(movavg)・シフト(shift)・平均や標準偏差を使えます。同じ項目名を持つ複数のファイルには、ファイルごとに結果を作れます。

  • 名前で書くので、式がそのまま計算の説明になる(報告書や引き継ぎにも)
  • 入力した式が参照する系列を表示。数式を保存する前に、計算結果をプレビューできる
  • $1〜$10 の記号に系列を割り当てて短く書くこともできる
  • 書いた式は保存して、次のファイルにも使える。元のファイルは書き換えない
10

総合診断で、異常の候補をまとめて洗い出す

総合診断で、異常の候補をまとめて洗い出す

変化点・関連イベント・外れ値・周波数異常・相関崩れを、1クリックで。

解析の対象を選んで[総合診断]を押すと、変化点・関連イベント・外れ値・周波数異常・相関崩れの検出をまとめて実行し、結果を要約します。見つかった箇所はグラフの下に帯と印で並び、行をクリックするとその位置へ拡大します。画像は、異常をあらかじめ含めた内蔵チュートリアルのデモデータに、総合診断を実行した結果です。

  • 外れ値は、外れ値の影響を受けにくい基準(中央値と MAD)で判定する
  • 異常の区間がわかっている場合は、その区間を基準に全系列を比べ、関連しそうな系列を先行/同時/遅延に分類
  • 各解析は個別に条件を変えて実行することもできる
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解析の検出例

異常の位置を仕込んだ架空のデータで、各解析を実行した結果です。

異常の位置があらかじめ分かっている架空の試験データに、LOGADEC の各解析を実行し、検出した位置を正解と照合しました。画像は LOGADEC の画面そのものです。答え合わせの数字は、サイトを作るたびに製品で実行し直した実測値で、正解から外れたら公開しない仕組みにしています。設定は、既定値から変えたものだけを書いています。

  • 画像をクリックすると、原寸で開きます
  • 検出の結果は、データと設定によって変わります。実際のデータでは、条件を変えながら確かめてください
  • 総合診断(前の節)は、このうち変化点・関連イベント・外れ値・周波数異常・相関崩れをまとめて実行します
外れ値検出
外れ値検出一瞬だけ飛んだ値(スパイク)を、周りの中央値からの外れ方で見つけます。仕込んだ 3 か所(23.4・61.8・97.2 s)を、23.4・61.8・97.2 s で検出。ほかの検出はありません。
変化点検出
変化点検出値の水準が変わった時刻(段差)を見つけます。流量の段差(38.0 s・81.0 s)を、38.0 s・81.0 s で検出。
周波数異常
周波数異常特定の周波数の成分が強くなった区間を見つけます。64〜78 s に乗せた 37 Hz の成分を、60.0〜82.0 s の区間として検出。
相関崩れ
相関崩れいつもは連動している 2 つの系列の関係が崩れた区間を見つけます。巻線温度が電流に追従しなくなった 52〜70 s を、48.0〜70.0 s の区間として検出(ふだんの相関 0.88)。
イベント分析
イベント分析山や急変(イベント)を見つけ、その前後で反応した系列と時間差を並べます。減速度の 4 回の山を検出。ブレーキ指令は −0.82 s(先行)、ディスク温度は +2.03 s(遅延)。仕込んだ値は −0.8 s・+2.0 s(種類: 高値イベント・しきい値 6)。
既知イベント調査
既知イベント調査異常が起きた区間がわかっているとき、ほかの系列を先行・同時・遅延に分類します。油圧が落ちた 70〜76 s を指定。ポンプ電流は −1.46 s で先行、バルブ開度は同時、油温は +3.00 s で遅延と分類(仕込んだ値 −1.5 s・0 s・+3.0 s)。
相関分析
相関分析関係の強い系列を順に並べ、時間のずれ(ラグ)も推定します。出口温度は入口温度に 2.00 s 遅れて追従(相関 0.999)。仕込んだ遅れは 2.0 s(ラグの探索 ±5 s)。
移動統計
移動統計移動平均・移動 RMS などを系列として加え、じわじわ進む変化を見ます。軸受の振動の移動 RMS(窓幅 5 s)が、0.77 から 1.78 m/s² へ増えていく様子。
STFT ピーク
STFT ピーク時間窓ごとに最も強い周波数を追い、その推移を系列にします。回転数を 600 → 1800 rpm へ上げたときの 1 次成分を、10.0 Hz → 30.0 Hz と追跡。
Wavelet 解析
Wavelet 解析周波数の時間変化を、色の地図(スカログラム)で見ます。だんだん速くなる圧力の脈動を、20 s で 0.18 Hz・110 s で 0.44 Hz と検出(仕込んだ値 0.17・0.47 Hz)。
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FFT・PSD で周波数を見る

FFT・PSD で周波数を見る

表示モードを FFT に切り替えるだけ。ピークの周波数も表示します。

表示モードを FFT にすると、選んだ系列のスペクトルを縦に並べて表示します。対象は全データか、いま表示している範囲。振幅・PSD(Welch 法)・dB 表示、横軸の対数表示、窓関数、直流成分の除去、ピークの表示を選べます。

  • 横軸は Hz 相当、または 1/X(X の単位の逆数)
  • 表示範囲を変えれば、その区間だけのスペクトルに
  • PSD は単位周波数あたりのパワーで、FFT の点数を変えてもノイズの水準が変わらない。比較するときは区間と窓関数をそろえる
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Wavelet・STFT で、周波数の時間変化を追う

Wavelet・STFT で、周波数の時間変化を追う

いつ、どの周波数が強くなったか。ピークの推移を系列として取り出せます。

Wavelet 解析は周波数成分の時間変化を色の地図(スカログラム)で表示し、最も強いピークの推移を系列として追加できます。STFT(短時間フーリエ変換)では、時間窓ごとのピーク周波数や強度、帯域のパワーの変化から異常の候補を取り出せます。

  • 移動統計: 移動平均・RMS・標準偏差などを系列として追加
  • 相関分析・相関崩れ: スライド窓の相関で、関係が崩れた区間を抽出
  • 変化点検出: 値の段差と傾きの変化を検出
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2点を選んで、差と傾きを測る

2点を選んで、差と傾きを測る

ΔX・ΔY・傾き・1/ΔX をその場で。報告書の数字をグラフから直接。

測定を始めて、グラフ上の2点をクリックすると、2点の値と差(ΔX・ΔY)、傾き、1/ΔX を表示します。X が時間のとき、1周期分の2点を選べば周期と周波数(Hz)が分かります。選ぶ位置はデータ点・山・谷・ゼロクロスに合わせられます。結果はコピーして報告書に貼れます。

  • 範囲を選んで、最大・最小・平均などの範囲統計も
  • 測った結果は履歴に残る
  • 別の系列どうしの2点でも測れる
+

このほかの機能

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読み込み

CSV・Excel(.xlsx/.xls/.xlsm)・NI TDMS。区切り文字・文字コード・見出し行・単位行を自動で判定し、必要な列だけを読み込めます。大容量の CSV も分割せずに読み込めます。

書き出し

グラフを画像(PNG・JPEG・WebP・SVG)として、データを CSV として書き出せます(無償版でも可)。

共有

体験版・有償ライセンスの提供を始めたあとは、解析した状態を .lgd ファイルに保存して共有できます。受け取った方は無償版で同じ画面を開けます。

元のファイルは書き換えない

読み込んだ元のファイルは書き換えません。数式・単位換算・フィルタの結果は LOGADEC の中で表示と解析に使います。

まずは、お手元のデータでお試しください。