Excel でグラフにするとき
行数が少なく、系列も数本なら Excel で十分です。時刻の列とデータの列を選び、[挿入]から散布図(直線)を選びます。折れ線グラフは X を「項目」として等間隔に並べるので、記録の間隔がそろっていないデータでは、時間の軸がずれて見えます。
次のようなときは、Excel では手間が増えます。
- 行数がワークシートの上限(1,048,576 行)を超える(巨大な CSV を開く方法)
- 系列が多い(1 つのグラフに入るのは 255 系列まで)。単位の違う系列ごとに軸を分けたい
- 同じ形式のファイルが毎日でき、そのたびにグラフを作り直している
ほかの方法
- Python(matplotlib など): 自由に描けて、処理も自動にできます。Python の環境とプログラムが必要です。
- gnuplot: コマンドでグラフを描くフリーソフトです。書き方を覚える必要があります。
- Kst: 大量の時系列データを描くためのフリーソフトです。インストールが必要です。
- LOGADEC: ブラウザで開くだけで使える時系列データの表示・解析ソフトです。インストールは不要で、無償版で表示と解析の機能をすべて使えます。
LOGADEC で CSV をグラフにする手順
- ブラウザで今すぐ試すから起動するか、無償版をダウンロードして、展開した HTML ファイルを Google Chrome か Microsoft Edge で開きます。
- [CSV/Excel]を押して CSV を選びます。見出しの行・単位の行・データの始まり・X軸にする列が推定され、プレビューに色で示されます。
- 見たい列を選んで[読み込む]を押します。
- [系列]タブで[全選択]を押すと、グラフに表示されます。
- 表示の形を選びます。重ねて表示する「統合表示」、上下に並べる「縦列表示」、2 つのデータを左右で比べる「2 画面」があります。
- 報告書に貼るときは、[画像出力]で PNG・JPEG・WebP・SVG に書き出します。
グラフの操作は、説明書のグラフの操作にくわしく書いています。
CSV のつまずきと、LOGADEC での扱い
| こんなとき | 原因 | LOGADEC では |
|---|---|---|
| 日本語の列名が文字化けする | 文字コード(Shift_JIS と UTF-8)の違い | 自動で判定します。違うときは[詳細設定]で切り替えます |
| 先頭に装置名や日付の行がある | 見出しの前に説明の行がある | 見出しの行とデータの始まりを推定し、プレビューに色で示します |
| 列名の下に単位の行がある | 単位の行 | 単位として読み、系列名の後ろに [rpm] のように付けます |
| 時刻の列が「2026-10-01 08:00:00」 | 日時の文字 | 日時の列を見分けて、X軸に使います |
| 区切りがセミコロン・小数点がカンマ | ヨーロッパの書式 | 「1,50;20,25」のようなファイルも、そのまま読みます |