GUIDE

TDMS ファイルを開く・グラフにする方法

TDMS は、NI(National Instruments)の LabVIEW などが計測データの保存に使うファイル形式です。テキストのファイルではないので、メモ帳や Excel ではそのまま開けません。開き方をまとめました。

更新日: 2026-10-28

TDMS ファイルとは

TDMS(Technical Data Management Streaming)は、NI が定めたバイナリのファイル形式です。データは「ファイル → グループ → チャンネル」の 3 段で整理され、それぞれに名前や単位、取得の間隔などの情報(プロパティ)を持てます。

.tdms のファイルと一緒に、.tdms_index というファイルができることがあります。これは読み込みを速くするための索引で、データの本体は .tdms のほうです。

主な開き方

方法どんなものか気をつけること
NI DIAdemNI の計測データ解析ソフト。TDMS を前提に作られています有償のソフトで、インストールが必要です
TDM Excel Add-InNI が配布している Excel のアドイン。TDMS を Excel に読み込みますWindows 用で、インストールが必要です。Excel のシートの行数の上限(1,048,576 行)はそのまま当てはまります
Python(npTDMS)TDMS を読むオープンソースのライブラリPython の環境とプログラムが必要です
LOGADECインストール不要の時系列データの表示・解析ソフトDAQmx の生データ(raw)の形で保存した TDMS には対応していません

LOGADEC で TDMS を開く手順

  1. ブラウザで今すぐ試すから起動するか、無償版をダウンロードして、展開した HTML ファイルを Google Chrome か Microsoft Edge で開きます。
  2. [CSV/Excel]を押して .tdms のファイルを選びます。
  3. 数値のチャンネルが「グループ名/チャンネル名」という列として並びます。1 行目がチャンネルの名前、2 行目が単位です。
  4. 時刻のチャンネル(Time など)があれば、それが X軸になります。無ければ、ファイルに記録された波形の間隔(wf_increment)から X を作ります。波形の先頭時刻(wf_start_time)があれば、データの先頭の日時として持ちます。
  5. 見たいチャンネルを選んで[読み込む]を押し、[系列]タブで[全選択]を押します。

くわしくは、説明書のデータの読み込みの「Excel と TDMS のファイル」をご覧ください。

TDMS のデータでよく使う機能

  • 周波数の解析: FFT・STFT・ウェーブレットで、振動や騒音の成分を調べます(周波数の解析)。
  • フィルタ: ローパス・ハイパス・バンドパス・ノッチなどを系列ごとにかけ、元のデータは書き換えません。
  • 異常の検出: 外れ値・変化点・周波数異常・相関崩れを見つけます(時間の解析)。
  • CSV への書き出し: [データ出力]で、読み込んだ TDMS を CSV・TSV・Excel に書き出せます。TDMS を CSV に変換したいときにも使えます。
  • まとめて取り込む: [フォルダ]で、フォルダの中の TDMS をまとめて取り込めます。
Q

よくある質問

FAQ
LabVIEW や DIAdem が無くても開けますか。

はい。LOGADEC だけで開けます。NI のソフトのインストールは要りません。

TDMS を CSV に変換できますか。

はい。LOGADEC で読み込んだあと、[データ出力]で CSV・TSV・Excel に書き出せます。

.tdms_index のファイルも必要ですか。

LOGADEC は .tdms のファイルだけで読み込めます。

+

ほかのガイド

GUIDES

Excel で開けない巨大な CSV を開く方法

行数の上限で途中までしか読み込めない CSV を、分割せずに開いてグラフにする方法。

CSV をグラフにする方法(インストール不要・無料)

計測データやロガーの CSV を、時間軸のグラフにする方法と、つまずきやすい点。

お手元のデータで、そのまま試せます。